第1回SLEおよびループス腎炎(LN)の病態形成概論
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ご監修東京大学大学院医学系研究科 内科学専攻 生体防御腫瘍内科学講座 アレルギー・リウマチ学教授
藤尾 圭志 先生
Introduction
全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)は、免疫応答異常に起因する全身性慢性炎症性疾患です。SLEでは、遺伝的素因に環境因子が加わることで、自己抗体が過剰に産生され、自己抗体により形成された免疫複合体(immune complex:IC)が全身の組織に沈着し、様々な臓器障害が生じます。ループス腎炎(lupus nephritis:LN)はSLEで高頻度に生じる腎障害であり、予後に強く影響することが知られています1)。本コンテンツでは、SLE/LNの病態形成における免疫細胞の役割、および現在SLE/LN治療において主に使用されている免疫抑制薬および分子標的治療薬の免疫反応における作用点を概説します。
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