SLE・ループス腎炎患者さんと信頼関係を築くコミュニケーション;患者さんが海外旅行時に気を付けるべきポイント

  • 聖路加国際病院 Immuno-Rheumatology Center センター長 岡田 正人 先生
仕事や家庭も落ち着いて、久々の海外旅行。
渡航時に注意すべきことは?

ある50代前半 女性 主婦の例

年齢・性別 50代前半 女性
職業 主婦
家族構成 夫、息子(20代前半:家を出て一人暮らし中)
病歴 妊娠・出産後の28歳のとき、原因不明の微熱と倦怠感が続き、SLEと診断された。寛解・再燃を繰り返し、35歳で腎機能の低下によりループス腎炎と診断されながらも、治療継続中。
生活スタイル 20代後半からSLE治療と家庭生活を両立させてきた。
なかなか思うように外出できなかった時期が長く、子育ても終え、寛解となったタイミングで、友人たちと長期の海外旅行を計画中。
治療経過 診断時には入院によるステロイドパルスを含む寛解導入治療を実施した。
退院後は通院を続けながら、寛解・再燃を繰り返し、薬物治療を20年以上継続している。現在は寛解状態で、支障なく日常生活を送っている。
  • 紹介したイメージは症状の一部を紹介したもので、すべての症状が同様な結果を示すわけではありません。

このような患者さんとの
医療面接の対話では
何がポイントになるでしょうか?

2025年1月作成
LK2501004